過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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278:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/08(日) 18:25:46.13 ID:g01J+w8Ko



 部活を終えて帰ろうとしたところで顧問に声を掛けられた。
 今日は珍しいことに、顧問も下校時刻まで部室に残っていたのだ。

 その頃には他のみんなは帰ってしまっていた。
 いつもなら、部室に最後まで残るのは俺か部長のどちらかだけだ。

 部長は、なにかしらの責任感からそうしているのかもしれない。
 でも俺の場合は、単にぼんやりしていたらみんなが既に帰ってしまっていた、ということが多いだけだ。

 本当はすぐに帰るべきだったのに、足が動いてくれなかった。
 何かやるべきことをやり残しているような、そんな感覚。

「ちょっと屋上で話でもしないか?」

 顧問は俺にそう声を掛けた。俺は何か話でもあるのかと思って頷いた。

 途中の自販機で顧問はパックジュースを二つ買い、その片方を俺に投げ渡した。



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