過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/09(月) 17:03:04.31 ID:/T6oPI9Oo
◇
翌朝、俺が登校したときには、シィタ派は既に教室に来ていた。
頭を掻いたりしながらノートに向かってペンを動かしている。
なんだかすごく苦しげに。
その様子がちょっと怖かったので、俺は普段より気安げに声を掛けてみた。
「よお」
シィタ派は驚いた様子で顔をあげた。怖いくらいの驚き方。
「ああ、うん。おはよう」
そしていつものように笑う。俺はちょっと面食らったけれど、その表情でちょっと安心した。
「……部誌の?」
訊ねると、彼はちょっと気まずそうな顔で頷いた。
「調子は?」
「まあ、うん」
彼にしては曖昧な答え方だった。あまり芳しくないのかもしれない。
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