過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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303:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 17:03:59.98 ID:/T6oPI9Oo

 俺は何も言わずに近くの席に座り、シィタ派の様子を眺め続けた。 
 真剣な表情。熱心にペンを動かしている。

「……どんな話?」

 俺はためしに、そう訊ねてみた。
 彼は意外な質問を受けたように戸惑った顔になる。
 
「うーん……。手帳の話」

「手帳?」

「うん。主人公は高校生なんだけど、学校の廊下で落し物を拾うんだよ」

「それが手帳?」

「そう。近くにいた人に訊いてみても、持ち主だって言う人も、心当たりがあるって人もいない。
 だから手がかりを求めて、仕方なく手帳を開くわけ。どうせ落し物として職員室にでも届けるんだけどって思いながら」

「ふうん。それで?」

「開いてみると、どうもこの手帳の持ち主は主人公のクラスメイトらしい。というのも、内容が日記みたいになってたんだ。
 それで、主人公のクラスメイトのことを名指しで悪く書いてある。その文脈から、同じクラスの人間だと判断するわけ。
 字面や手帳のデザイン的に、どうも女のものみたいだ、と主人公は思う」



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