過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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380:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/14(土) 19:25:16.08 ID:Dg8mkFd4o

 俺が何も言えずにいると、部長は言葉を重ねた。

「まあ、書けないからってそんなに落ち込むこともないと思うけどね」

「……そう、ですよね」

「いや、べつに落ち込んじゃダメってことじゃなくて。つまり、いろいろあっても、いいんだよ。と、わたしは思う」

 そう言い切ると、烏龍茶をストローで啜りきって、部長は大きな溜め息をついた。

「それにしてもさ、夕陽って見てるとうんざりしてくるよねえ。明日も学校かあって」

 その言葉に、俺はちょっと驚いた。

「綺麗なんだけど、綺麗なぶん落ち込んじゃうよね。なんかこう、切ない感じ? 分かんないけど」

「部長」

「ん?」

「明日、土曜ですよ」

「……た、たとえだよ、たとえ」

 部長はごまかすみたいに笑った。



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