過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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482:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:41:34.71 ID:BMk4ZBhio

「べつに、嫌じゃないよ」

 話はよく理解できなかったけれど、俺はそう答えた。
 額面通りに質問を受け取るなら、答えはそうとしかならない。

「本当は、お兄ちゃんが家事をしたかったんじゃないか、って」

「え?」

「最近、そう思ってた」

「……どういう意味?」

「わたしが家事をすることで、お兄ちゃんの居心地が悪くなってるんじゃないかって、思った」

「……いや、そんなことは、ないけど」

「本当に?」

 本当に、と答えようとしたけれど、質問を重ねられると、本当だ、と言い切れるほどの自信はなかった。
 間接的には、それは事実かもしれない。

 俺が答えに詰まったのを、妹ははっきりと感じ取ったのだと思う。なんとなくそんな気がした。




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