過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
1- 20
571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 18:43:14.61 ID:OhIxdLvyo

 溜め息が出た。それから額を抑えて考える。
 
 そうなんだよな、と俺は一人で頷いた。
 いつかは書き上げなきゃいけないんだ。だって俺はもう書き始めているんだから。

 書きたくないとか、書けないとか言うなら、べつに書かなくてもいい。
 けれど、書き始めたものにだけは、責任を取らなきゃいけない。絶対に。
 
 途中で投げ出すことだけは、絶対にできない。
 
 おまえは絶対に死ぬなよ、と俺は俺に言った。
 おまえは絶対に誰かを置き去りにしたりするな。

 それから今日一日の記憶を洗いざらい確認してみた。
 誰とどんな会話をしたのか、すべて思い出そうとする。

 けれど、会話の内容のほとんどを、俺は覚えていなかった。
 俺が覚えているのはぼんやりとした印象だけだった。

 シィタ派と編入生が付き合い始めたとビィ派が言っていた。それ以外はほとんど曖昧になっていた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice