過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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588:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/07(月) 19:36:28.50 ID:0AsOA6Dxo



 気付けば俺はひとりぼっちで部屋に取り残されていた。
 いつものようにノートに向けて文章を書き連ねている。

 意味のあるもの。意味のないもの。無関係なこと。雑多な組み合わせ。

 けれど、ある地点から進もうとすると、どうしてもそこから進むことができなくなってしまう。
 どうしてだろう。

 方法論。目的意識。なんだろう、何が足りないんだろう。
 
 それでも俺は書くしかなかった。書き上げるしかなかった。

「どうして?」

 と声が聞こえた。気付けばすぐ傍に誰かが立っていた。
 女だ。若い女。

「なにが?」と俺は訊ねた。
「どうして書かなきゃいけないの?」と彼女は言った。




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