過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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624:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/07(月) 19:54:10.80 ID:0AsOA6Dxo



 文化祭が終わり、衣替えがあって、俺たちは冬服を着て学校に登校するようになった。

 文芸部は部長がいなくなったことでバランスが崩れていた。
 今までムードメーカーだった存在が抜けると、文芸部の部室はいつも静かになってしまった。
 
 そこに枝野がなぜか頻繁に顔を出すようになって、それでようやくバランスが取れている。
 かといって、もともと何かをしていた部でもないし、静かだからといって困るものでもないのだが。

 文化祭の片付けが終わってしまうと校内は以前よりもずっと静かになったように感じられた。
 うるさい場所から静かな場所に移動したときみたいに。

 その変化を嫌ったのがビィ派だった。元来お祭りごとが好きなビィ派は、静寂を嫌った。
 そして、こんなことを言い始めた。

「文化祭も終わったことだし、今度の休み、誰かんちで泊まりで遊ばない?」

 それはなかなかに魅力的な案だった。このところ三人で集まって遊ぶことはほとんどなかった。
 何よりみんな、文化祭が終わってそこそこ寂しがっていた。 
 だから、俺もシィタ派も、彼の案にすぐに乗った。




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