過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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2013/10/07(月) 19:49:03.45 ID:0AsOA6Dxo
「何かあった?」と、彼女はそう訊ねてきた。
「まあ、いろいろあるよ」
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2013/10/07(月) 19:49:29.75 ID:0AsOA6Dxo
「それじゃあ、わたしは行くから」
「うん。楽しんで来い」
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2013/10/07(月) 19:49:56.15 ID:0AsOA6Dxo
◇
受付の仕事は暇だった。通りすがりに部誌をとっていく人はいるが、そもそも文芸部室は校舎の隅の方にある。
人どおり自体が少ない。こう考えるともっと他の場所に陣取ればいいと思うのだが、毎年なぜか部室の前で配っている。
以下略
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2013/10/07(月) 19:50:34.19 ID:0AsOA6Dxo
「仕返し」と従妹は笑った。
「読んでもいい?」
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2013/10/07(月) 19:51:00.62 ID:0AsOA6Dxo
やがて交代の時間がやってきた。次の担当はシィタ派一人のはずだったけれど、来たのは編入生と一緒だった。
俺は何かを言おうと思ったけれど、何も思いつかなかったのでやめておいた。
以下略
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2013/10/07(月) 19:51:27.46 ID:0AsOA6Dxo
もう十月で、だから風は冷たかった。
衣替えの時季。そんなときに、俺と彼女は、どうしてか屋上にいる。
「こんなところで何をしてたんだ?」
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2013/10/07(月) 19:51:54.18 ID:0AsOA6Dxo
「少し話をしてもいいか」
「……どうぞ」
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2013/10/07(月) 19:52:22.17 ID:0AsOA6Dxo
「わたしはずっと暗いトンネルの中を歩いていたような気がするんです。すごく孤独に。無自覚に。
でも、せんぱいの文章は、わたしに自分の居る場所がどこなのか、教えてくれた気がするんです。
何をすればいいのか。だからわたしは、せんぱいの書く話が気になって仕方なかったんです」
以下略
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2013/10/07(月) 19:52:56.24 ID:0AsOA6Dxo
◇
文化祭は盛況で終わった。部誌は量の割には早めに全て捌けた。
余計に作らなかったのだから当たり前かもしれない。
以下略
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2013/10/07(月) 19:53:26.09 ID:0AsOA6Dxo
いろんなことが、良い方向に回り始めていた。
バイオリズムのようなものなのだろう。良い時もあれば悪い時もある。
低調のときもあれば、冗談みたいに好調のときもある。
以下略
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