過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/24(土) 19:20:30.26 ID:XldP9H58o

「構えすぎてるんじゃない?」

「じゃあ、尚更息抜きにほろにが系ポエムでも」

「うーん、そっかー」

 部長はそれ以上何も言わず、鞄を長机の上に置いて自分も椅子に座った。
 それから部長がボソリと深刻そうに、

「……薄くなったらどうしよう、部誌」

 そんなことを言ったのがおかしかった。
 いや、そんな厚みになるような長さのものを書いた記憶はないのだが。
 そもそも、部員数が少ないんだから薄くなっても仕方ないと思う。

「ところで、ほろにが系川柳って、どんなの?」

 俺は十五秒くらい考え込んでから答えた。

「……『校舎裏 梢の影に 子猫鳴く』、とか?」

 部長はコメントしづらそうな顔をしていた。
 そりゃそうだろう。いま思いつくままに言っただけなんだから。
「それほろにがいの?」とか言われても、「さあ?」としか答えられない。




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