過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 16:23:16.35 ID:xe0Bkj3eo



 次に部室に現れたのは編入生だった。
 入部届を職員室に提出してきたから遅れたのだと言う。

 まあ、それでなくても何かと用事が多そうなのは想像がついた。
 そもそも文芸部は時間に関してはけっこうルーズで、特定の日以外はいつ来ていつ帰ってもいいことになっている。

 部長がそのあたりのことを説明すると、編入生はちょっと困った感じで部室の中を見渡した。

 そういえば、俺は彼女が何年なのかも知らない。
 まあ、敬語を使っておけば問題ないだろう。

 部室の中に、しばらく俺以外のふたりの声だけが響いていた。
 ちょうどいいので、俺は黙って本を読むことにする。

 何かを忘れているような気がした。
 思い出そうとしても、頭が重くてうまく考えられない。



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