過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 14:41:21.99 ID:HxAfDMMz0

「メルヘン&ゴシック……スゴイ、あんきらの諸星きらりちゃんと、TPの神谷奈緒ちゃんと共演……ですか!」
 
「ん……なんとか、そこのオーディション枠を会得した。後は若葉さん次第だね」

 これはかなり大きなイベントだったはず……新人プロデューサーとしては、こう言う仕事は取るの難しいんじゃないだろうか。

「まあ、まったくの白紙の状態からなら、俺だと無理だったかもしれないけど……シンデレラガールズ・プロジェクトの一環でもあるし、支援となる人づてもあった」

 なるほど……シンデレラ・ガールズプロジェクト。
 それに加盟したアイドル事務所は、イベントの競合やライブバトルの設置等、様々な連携がしやすくなる。ウチの事務所も、加盟していたんだった。
 加えて、彼なりの人脈も使った合わせ技か……流石、プロデューサー。

「諸星さんと神谷さんは、主役の確定枠だけど……主役は3人、あともう一枠空いてるんだ。若葉さんには、それを狙ってもらうよ」

「しゅ、主役枠ですか!?」

「ん……若葉さんが相応しいと思ったからこそ、これを押し通したんだ。若葉さんなら……絶対、この舞台で輝ける!」

 そして、この無茶ぶり気味の指示&殺し文句である。まったく、もう……。
 だけど、そうか……この仕事を取ってるために、彼は頑張っていたんだ。

「……もしかして、最近ちょっと顔色が悪いのも、この仕事関係で忙しくなったからですか? 頻繁に出かけていましたし……」

「……気付いてた? 心配掛けてたならゴメン……でも、大丈夫さ。休める時にはきちんと休むから」 

「そうですよ? 無理しないで、お姉さんにもちゃんと頼ってくださいね?」

「え、そう言ってくれるの? じゃあ早速……このイベントでの位置取り、ダンスについての資料を読んで、明後日までにレポート纏めてきてくれる? 今回のオーディションでは、まずこういった書類選考に通らなきゃいけないから。もちろん、オーディションに向けてレッスンの時間も増えるから、それも加味してタイムスケジュールを見直して……」

「……あはは……や、藪蛇だったかも〜……」



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