過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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128:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage]
2013/08/27(火) 22:58:35.27 ID:GvW4ts2L0
『……我々も、まさかとは思ったのです。ただ、その、独断で結論付けるのも躊躇われる内容でしたので』

「確かに、そのようだな」

『これが敵によるプラフかどうか判断がつかなかったもので、念のためお耳には入れておいたほうが、そう思いまして』

木原がふむと顎を撫でた。
状況的には、決してありえない話ではない。
実際問題、第五位の能力は何人かの理事にとって脅威に映るだろう。
自分以外にも地位を向上させるために抜け駆けしようと目論む者は大勢いる。

もしこれが統括理事直下の暗部の手によるものなら、ここは黙って引き下がるべきだ。
だが、仮にもあのアレイスターがこの程度の騒ぎで動くとも思いにくい。
そして、他の理事の妨害だとしたら引く理由はなくなる。
あるいは、そうやって迷わせることこそが狙いなのだろうか。

しばらくして、木原がくっくっと引きつけでも起こしたかのように笑い始めた。

「き、木原所長?」

「バカバカしい。選択の余地などない」

「と、言いますと」

恐縮しきった態度で、年配のスタッフが尋ねた。


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