過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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257:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/08(日) 00:56:14.20 ID:3H1ykXf50
「今の話からすると、私が精神系能力者だってあの人には知らせなかったんですね?」

「あなたの外見と、ショックを受けて飛び出してしまったことだけです」

それについては、ある程度予想できていた。
口止めされている以上、こちらの事情について根掘り葉掘り説明するのもアンフェアだと思ったのだろう。

「とはいえ、薄々事情を察していたとは思います。上条ちゃんは普段鈍感なくせに、昔から妙な所で勘が働くんです」

困ったものですねー、と小萌が苦笑した。

「昔から……。先生は、上条さんとはどういった関係なんですか?」

「普通に小中と、担任と生徒の関係ですよ。彼もつい最近までは本当に聞かん坊で、手を焼かされました」

はふぅ、と疲れたように両手を垂らした。

「以前にも、能力絡みの騒動で協力してもらったことが何度かあるんですか?」

「ノーコメントです。これ以上はプライバシーの侵害、というより、善意で協力してくれた彼に対する裏切りになりますから」

「……理解しました」

「それで、彼がやったことを知った上で、どうするんです?」

「引っ叩きます」

「って、食蜂ちゃん?!」

「冗談ですぅ。まずは一言、お礼からですよねぇ」


とにもかくにも、これで言質は取れたも同じだ。
本当に引っ叩くかどうかは、彼の態度を見てから決めよう。


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