過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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101: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/29(木) 19:26:19.42 ID:65oCGTgt0

セシリア「それで、一夏さん? どういうことでしたの?」

箒「そうだぞ、一夏? 私たちにはまるで意味がわからないぞ?」

一夏「そういうことだよ?」

箒「どういうことだ?」

一夏「つまり、シャルルに使った奇策っていうのは、これと似たようなもので、相手に揺さぶりを掛けて深読みさせて判断ミスを誘うっていう、ただ単なる心理戦を仕掛けたってだけ」

一夏「種も仕掛けもない。あるのは相手の偶然の自滅か、自分の当然の撃滅か、――――――そのどちらかだけ」

箒「ああ……何とかなくだが、一夏の凄さははっきりわかった」

一夏「だけど、こんなのは仕掛ける方が圧倒的に不利なんだ」

一夏「だからあれは、本当に苦肉の策だったんだよ」

セシリア「じゃあ、今のシャルルさんの惨敗は?」

一夏「状況はだいぶ違うけど、シャルルは一番にあのトリックの答えを欲しがっていた」

一夏「だから、俺はシャルルにブラフを仕掛けた」

一夏「それによって、シャルルはあの時のブラフの内容と、このブラフの内容を同種のものと錯覚したんだ」

シャル「そこまで考えが読まれていただなんて…………」

一夏「だけど、ブラフはブラフでも、あの時のはまさしく苦肉の策であって、この時のは一網打尽の策だった」

一夏「助かりたいがためにするものと、陥れたいがためにするもの、――――――その2つがあったってことさ」

一夏「わかったかな、シャルル・デュノア――――――今日の敗者?」

シャル「あははは、高い授業料だったね…………」

シャル「お手柔らかに、ね?」

鈴「はあ、改めて上位ランカー、勝負師の業というのを感じたわ…………」

セシリア「本当ですわね。私は対戦した時から知っておりましたけれど……(そう、初めて会った時から……)」ポー

箒「何故そこで赤くなるのだ」




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