過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/08/31(土) 10:31:07.27 ID:INcEegxh0
IS産業型経済モデル――――――それは、ISのコアが全世界でわずか467しかないもので成立している、
需要と供給のバランスから外れた非市場主義的な計画経済とも言えない何かであった。
そこには従来の経済感覚から大きく逸脱した商業形態が確立されており、
その原因は言うまでもなくISのコアの圧倒的な不足であり、なおかつ生産する手段がないことに起因していた。
それ故に、その数少ないISのコアを所有し続けるためには、
アラスカ条約で設置された国際機関:国際IS委員会の定期的な厳しい審査を経て、
刻々とハードルが上がり続ける成果を出し続ける必要があったのだ。
簡単に言えば、技術革新を無謀なまでに毎年のようにしなければならないということである。
何故第3世代兵器という効率の悪いものを世界が一から作り始めているのかと言えば、
まさしくISの研究を維持するためにはひたすら技術革新していくしかないからである。
そうする必要があったから意図的にそうなったわけだが、
これまでの研究成果が次の段階に持ち越せないという、これまでの産業の在り方を否定するような歪な伝統となりつつあったのだ。
売れてさえいればずっと安泰という次元を超えた、血を吐きながら続ける悲しいマラソンのようなものなのだ。
あくまでもISのコアの所有権は販売業績ではなく研究成果に対してのみ決められるので、
デュノア社のように『ラファール・リヴァイヴ』のように売れている製品があろうと、
次世代型への移行ができなければ、容赦なく没収である。
ISのコアが無ければ、当然新製品の開発もままならず、株価も一気に暴落して倒産することだろう。
そして、新技術開発による特許料で得た収入など、更なる技術開発のためのあっという間に溶けてなくなる。
そういうわけで、あまりに供給と投資の回収が追いつかないので、IS関連の価格帯はとにかく高い!
それ故に、IS産業に関わるあらゆる職種は収入に差があれ、一種のステータスとなった。
それが、女尊男卑の風潮に拍車を掛ける要因となっていた。
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