過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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233: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/09/06(金) 19:15:42.97 ID:whTGHLoe0

一夏「もう七月七日は過ぎてしまったけれど、綺麗だよ、――――――天の川」

箒「……あ」ポー

一夏「あの夏の大三角形を形成しているベガが織姫、アルタイルが彦星だ」

箒「それって――――――」

一夏「って、…………前にもこんなやりとりをしたような気がする」

一夏「『昔のこと』は勉強以外のことなんてさっぱり忘れ去っていたと思ったのに……」

箒「……一夏」

一夏「――――――ま、まあいい。いやぁ、いい誕生日だったよ」

一夏「苦しいことや哀しいことを乗り越えて、ハッピーバースデーを迎えられて……」

一夏「宣言通り、今まで通りの明日を迎えられたね」ニッコリ

一夏「あとは、箒の髪が治れば――――――」

箒「――――――っ! 私の髪なんて些細な事だ! それよりも、だ!」

一夏「そりゃないでしょう? 女の子にとって髪は命だって――――――」

箒「私は真面目な話をしている、一夏! ―――――本当に治ったのか? あれほどの傷が?」

一夏「まあ、起死回生が俺の持ち味ですから。それに、未来を賭けた勝負は別にこれが初めてじゃないし」

一夏「ああ……でも、手術で体力は落ちたかな……ま、いいけど」

箒「よくない! 結局、一夏に無理をさせる他なかったんだぞ、あの作戦は!」

箒「そして、一夏が命懸けで次に繋いでくれたと言うのに、私はお前を救えなかったばかりに戦意を喪失して――――いや、IS乗りを本気で辞めようとさえ思っていた。武士たらんとしていたこの身で不甲斐ない限りだ……」

一夏「けど、そうなってないじゃないか」

箒「それは、……仲間が居てくれたからだ。本気で叱りつけてくれるような仲間が」

箒「だからその、…………簡単に許されると困るのだ」

一夏「――――――え? いいの? だったら、是非とも罰を与えないとな…………!」ワクワク

箒「え、一夏……!?」ゾクッ

一夏「ようし、オシオキの内容は――――――」

箒「………………!(く、来るなら来い!)」

一夏「……………………止めた」

箒「え?」

一夏「貸しってことにしておくから、今はいいよ。いずれ払ってもらうから」

箒「あ、ああ……(少し残念に思うのは何故だろう……)」



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