2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 23:31:35.26 ID:gcpQWKJ70
Part1 苗木誠
『幸運です』
希望ヶ峰学園での、初めての授業。
結論からいえば、思っていたものとは違った
この高校、希望ヶ峰学園。
ここの入学方法は、【才能】。
超高校級という肩書を持つ各方面のプロフェッショナルが集まる高校。
僕はそこに、【超高校級の幸運】という肩書で合格した。
いや、合格というより、正確には当選といった方が正しいのかもしれない。
入学した方法は至極単純。
全国の僕と同年代の人間全員からたった一人。ランダムで選ばれた人。
ただ、それだけ。
別に、宝くじの1等、3億円が2回続けて当たった。とか。
生まれた時から親に恵まれ金に恵まれ女に恵まれ…。とか。
そんなスーパーラッキー人生を送っていたわけじゃない。
この1度。このたった一度の当選で、僕の才能は決めつけられた。
合格が決まった時。
中学校の友達は目をキラキラさせて僕に聞いてきた。
「凄い。苗木ってどんな才能を隠しもってたの!?」
皮肉っぽく言う人もいれば、ただの興味本位。
中には『俺の友達超高校級』みたいな自慢したいがために。
そのたび僕は答えた。
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