5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 23:33:05.22 ID:gcpQWKJ70
まさかだった。
まさか。
僕が励まされるなんて。
コイツ、なんでここにいるの?っていうような感じの対応を図られるかと思っていたのに。
思っていたのと違った。
山田「苗木誠殿…。でしたっけ?僕は山田一二三。
才能はズヴァリ【同人作家】。僕の才能は正直一般人には理解できない!
そう考えると。君と僕は…どこか…似ている!」
どんどん会話する人が増えていく。
でも、誰一人として僕を否定しない。僕の重すぎるレッテルを嫌がらない。
苗木「えっと…。ごめん!
僕、不安だったんだ!皆と、うまくなじめるか。
みんな、テレビとかメディアで有名な人たちばっかりだからさ…。
こんな僕がいてもいいのかなって…」
朝日奈「気にしない気にしない!
才能だけじゃその人の性格は分からないよ!」
石丸「その通りだ!僕は、超高校級の幸運とではなく!
苗木誠という人間と仲良くしたいと思っているのだ!」
山田「まあ、もしその幸運が、ラッキースケベ現象に発展する才能だとしたら。
それはそれで嫉妬しますがな!」
なんだか。悩んでいたのが馬鹿らしいよ。
皆の優しさに、僕は入学初日から目頭が熱くなった。
僕の実際は、幸運じゃないけど。幸福になる事に運は必要じゃない。
この学園の第一歩。僕は希望を持って進めそうだ…。
苗木「はじめまして!」
舞園「あ、はじめまし…て…。アレ?」
苗木「…?」
舞園「苗木…クン?」
苗木「覚えててくれたの!? 舞園さん!」
舞園「ええ、中学でも同じでしたよね?
覚えているに決まってます!見てましたから!」
苗木「!?!?!?!?」
前言撤回。
僕はやっぱり運が良い。剛運だ!
超有名なアイドルと、同じ中学で。同じ高校で。隣の席で。
中学の頃の僕を覚えててくれた。
これは…。本当に…。
苗木「幸運です!」
〜fin〜
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