過去ログ - 苗木「僕たちの日常の短編集」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga  sage]
2013/08/25(日) 00:57:03.05 ID:uB52ET2+0
俺は拗ねて教室を出た。
むしゃくしゃする…。とは違う。純粋に羨ましいんだ。
だって、このクラスの女子って皆可愛いじゃねーか。
そのほぼ全員から好意を寄せられているような苗木が羨ましい!

 俺もそんなハッピーでハーレムでヤりまくる!
通称3Hな人生を歩みてーぞ!!

 今までそんな感じなのに、こっからイキナリおあずけなんて無理だっつーの!
頼む!神様がもしいるなら!俺に昔ながらのモテモテライフを!


朝日奈「あ、いたいたー!桑田ーー!!」


お?


桑田「朝日奈か。どうしたよ」

朝日奈「ちょっと探しちゃった…。あのね、渡したいものがあるんだ!」

桑田「え?何だよ改まって。何かくれんの?」

朝日奈「ん…」


 マジ…かよ…!
ハート形のシールで止まった紙の包み。これって…。コレってよぉ!

ラブレター!!
桑田「…じゃんかよ!!!」

朝日奈「……ビクッ」

桑田「あ、すまねぇ、つい声が。
   え、コレ俺に!?」

朝日奈「当たり前じゃん!アンタに渡したんだし!
    とりあえず答えはあとでいいから!」


 トットットットット


速攻で波のように来て波のように帰って行った。
と…とりあえず落ち着け。こんな古風な手段でこられると俺も参っちまうな。
なか…中身を確認しよう。



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