101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/30(金) 17:10:17.35 ID:A5fpO413o
立ち上がる彼女を抱きしめた。
街灯の光を反射して光る彼女の目が間近にある。
かなしく輝くそれを見つめ、僕は彼女と唇を重ねた。
長く長く。
彼女の手が僕の手に回される。
きつくではなく、ゆるく、どこか頼りなく。
唇を離して僕は空を見上げた。
町の明かりでかすかにしか星は見えない。
彼女の頭を胸に抱きながら、僕はそれを見上げ続けた。
世の中はままならないことばかりだ。
希望の正体は、あのかすんだ星の光にきっと似ている。
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