34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 07:52:34.63 ID:A4xiBcVFo
「それはありがとう」
感謝の気持ちの欠片もない顔で彼女は答えた。
僕の顔の赤みだけが濃さを増した。と思う。
今なら羞恥心だけで死ねる気がする。
「で、どっちが先にシャワー浴びる?」
「え?」
彼女の言葉で呆気にとられた。
「ぐだぐだ言ってるけど、最終的にはするんでしょ?」
しないよ。と言えるほど僕は強くなかった。
だからと言って勢い込んで、します! と言うほど能天気でもなかったつもりだ。
僕はおずおずと訊ねた。
「君はもしかして、その、淫乱というやつなのか?」
「セックスへの抵抗感はないわね」
さらっと事実を告げる口調で彼女は答えた。
僕はひそかに、ほんのちょっぴり、ショックを受けた。
「で、どっちが先にシャワー浴びるの?」
彼女は問いを繰り返した。
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