過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
1- 20
127:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/09(月) 00:02:43.65 ID:7Ged3qBco
気がつけば、よしのやは……ラーメン次郎となっていた。

また暴走を起こしてしまったらしい。しかも、今度は私の影響だと言うのだが、
その言葉は店長面をしていたディムッドではなく、共に資金の為に働くアリシアさんの言葉であった。

「あららぁ、今度はラーメン屋さんになっちゃったわね」

「お、俺の店……とうとう、肉屋じゃなくなっちまった……」

「わ、私の、せいなの? シリルじゃなくって!?」

「今回は貴女が原因みたいね? でも、楽しくていいじゃない。フフフ」

「お、俺の……俺の店ェ……!」

「それじゃ、今度は頑張ってラーメン作らないと! 忙しくなるわね〜!」

何だかマイペースだけれど、ご機嫌でもあるアリシアさんは、早速調理場のほうへ向かっていってしまう。
店長面をしていたディムッドは、最早呆然とし、膝を付いて項垂れているのであった。

一方私も、胸とスタイルを言われて頭が真っ白に成る程怒りを露にしてしまったとはいえ、
こんな事が起きると思わず、ほんの少しの申し訳ない気持ちと、訳が分からないといった様子で店を眺めるしか無かったのである。

―― そして数日後、ラーメン次郎に鞍替えした店に、女王メリエッタが堂々とやって来るのである。
何故女王が自ら、変装もせずやって来たのか。これには理由があった。

「店がたった一瞬で変貌するなぞ、聞いた事が無い! という訳で、私が直々に視察に参った次第だ」

「……あはは、わ、私のせいで、ごめんなさい……」

「しかしその衣装、メイド服と言ったか。……可愛いではないか、可愛いではないかぁ!!」

「って、王女!? しがみ付かないで下さい、脱げます、脱げますからぁぁぁ!!」

そして事件は起きる。王女、視察の際メイド服に憧れメイド服とパンツを脱がしてしまう事件。略して女王メイド事件。
略だけ聞けば何かさっぱり連想できないその事件は、ラーメン次郎で、メイド服が着たいと憧れた馬鹿女王が起こした悲劇。

しかしその悲劇のお陰で、ラーメン次郎は客足が突然伸び始め、今では一日の売り上げが数十万ゴールドという快挙を見せる。

そしてまたちょっとした事件が起きる。売り上げを見て、金の亡者気味になったディムッドが……>>128


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/683.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice