過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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139:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/14(土) 21:12:55.91 ID:EcNjfTufo
――――― パンツが脱げない魔法を知りたい 第三話

勇者捜索旅団、団長の肩書きを持つ男の名はディムッド・ベンティック。その男は、牛丼チェーン店と変わり果てたよしのやが再び再構築され、
ラーメン二郎となった途端、何もかもを失い、逆に再びジョジョ園のような栄光を取り戻すと意気込み、その店を元に新たな野望を抱く。

その野望、フランチャイズ展開による全大陸ラーメン支配というそれを防ぎ、本来の役割である旅団の団長としての彼を取り戻そうと、
主人公、フィア・エーミットはある男と接触、そして共謀してディムッドを陥れようと画策するのである。

だが、この時まだ彼女は知らない。この謎の白い仮面を被り、おっぱいを膨らませた屈強な男がどんな男なのかを……。


―― その日は、雨が滝のように降り続け、周囲が雨音に包まれた別世界にも見える、そんな天気だった。
その雨音は、他の雑音を覆いつくしシャットダウンしてしまう。その為、人の叫び声すら聞き取るのは難解であった。

そんな日、何故俺はこんな雑踏を歩いているのだろう。ただただ、失意の影響としか思えないでいた。
冒険者を辞めた。正確に言えば続けられなくなった俺は、明日からどうやって生きれば良いのかと、未来を失いかけていた。

「――――っ!」

「……ん……声、か?」

雨音は相も変わらず周囲の雑音を飲み込んでいく。自分の足音すら当然聞こえないくらいに勢いがあったその中で、
自分とは別に、もう一人失意の為か、雨にひたすら打たれる子供が居たのである。

「……何を、している?」

声が上ずった。雨音のせいで聞こえていないかもしれないが、俺がその道の中央で天を眺め、只管に雨に打たれるだけの少女に声掛け、彼女は振り向いた。
涙を流していたのだろう。しかし、目を腫らせていたくらいでしか様子は分からない。

「……ひっく……、雲で、いっぱいで……お空が、見えない……!」

「当たり前だろう。……雨なんだからな」

「でも、でもっ……!!」

共に失意を抱え、雨に打たれる。だからだろう、この日天に昇った父を想い、そして一人孤児となった彼女を拾ったのは……。

―― そんな少女といざ共に暮らしてみると、一つ、問題が起きてしまうのである。それは……>>140


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