過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/22(日) 22:36:33.11 ID:Kr36DnSIo
そんなやり取りが影響したのだろう、風霧零音は私に対して、恋心を抱くようになったらしい。
理由は分からない。分かりたくも無い。そもそも、恋愛沙汰なんてこれまで一切抱え込まなかった私だったが、
今回ばかりは参ったと、そんな気持ちで風霧零音と接することになる。

これに遺憾の意を唱えるのが、葉月恵菜。彼女もまた、その気があるのかと思うくらい風霧零音に対して好意を寄せている。
それはあくまで、親友と言う意味でという話らしいが、彼女の気持ちの奥底を覗き込んでみれば、恐らく違うのではないかと思われる。

「ねぇ莉緒、今日も私が見張ってあげるんだから感謝しなさいよ?」

「うげぇ……ま、また?」

「当然でしょ、いつ空間を消すか分からないんだから、私が手綱を握っていなきゃ!」

「で、なんで私に恋心なんて持っちゃった訳……?」

「そ、それは……、今までアナタって、馬鹿で、単細胞で、ミジンコみたいな脳みその持ち主だと思ってたけど、
 私を、この優等生である風霧零音を謀る事が出来る頭脳の持ち主だとは知らずに……。そ、それに……」

「それに……?」

「……アンタ、普通にしてれば意外と可愛いし……」

「……うげぇ……」

「うげぇって何よ! あぁ、もう、とにかく今日も私が見張ってあげるんだから感謝しなさいよ!」

「……そうはさせない」

「ふぇっ!? ちょ、恵菜? 私の腕を掴んで何処へ―― って、恵菜? 聞いてる? ちょっとぉ!!」

ピエロの示した道への第一歩、風霧零音と、変な意味ではあったが友人になる事は出来たのであろう。
積年の恨み、ともかつては言っていた彼女だったが、案外あっさりでビッチ過ぎる結果となり残念な私であった。が……。

「葉月恵菜、彼女はやっぱり手強そう。……友達になると言う名目では、相当強敵ね」

さぁ、彼女をどうやって仕留め、友達になってみせようか。そうだ……>>200という方法で行こう。


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