過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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879:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/02(土) 22:15:45.44 ID:YOvgyC92o
鳥羽 「ふむふむ、話を聞くと要するに……ハブられてる訳だね? ならば、牛の刻参りするといい」

 恋 「失礼ですが……丑じゃなくって、牛?」

鳥羽 「何故牛の刻参りと言われているか、それはこの町にある神社……牛臭神社という名に起因していてね」

 恋 「そ、その牛臭そうな神社聞いた事ないんですけど!?」

鳥羽 「丑の刻、そこを訪れると……牛神様がその悩みを解消してくれるという」

鳥羽 「まぁ、迷信だろうけどね。けど神社があるのは本当だよ。何なら地図に起こしてみようか」


 そう言って鳥羽先生は一枚のメモを私に差し出すのである。そこには酷杉学園女子高から徒歩二十分くらい掛かるであろう場所。
そこにバツ印が付けられ、その場所が牛臭神社と呼ばれる場所になっているらしい。
思えば、放課後はいつも部室に居て、部活が無い日は家に直帰していた私は、ちょっとした冒険心を擽られる事になる。


鳥羽 「あぁ、でも一つだけ忠告させて貰おう。くれぐれも――」

 恋 「……わ、分かりました! や、やってみます! ありがとうございましたっ!!」

鳥羽 「あぁ、またいつでも来てくれたまえ。……いつでもね」


 彼に地図を貰い、悩みを解消できる一つの方法を授かった私は、もう一度部室に誰も来ていないかと中を覗くことに。
すると、一年生コンビがパソコンのモニターに向かってなにやら話を交わしている姿が見えたのだ。
しかし、モニターには以前ブルマ映像として録画した映像を停止させ、それについて話を交わしている様子だった。


姫菜 「確かに、本当にこれが現れたわ……。私のトコロにも」

乃亜 「やっぱりー? でさでさ、小夜先輩とかに聞いてみたんだけど、他言無用だって言われてー!」

姫菜 「……世界が滅亡とか、スケールでかすぎの割には、世界を救うには私達がゲームを完成させるのが必須条件って……」

乃亜 「でも、何で今は部活、休止にしてるんだっけー?」

姫菜 「取引だそうよ。どうしてそうなったのかも教えてもらったけれど……。それにしても、腑に落ちないっていうか」


 扉一枚で遮断はされていた。でも、話の内容は何となく理解出来ないようで、理解出来てしまっていた。
部員達のドッペルゲンガーが映像に残っているという話は確かに聞いた。でも嘘くさい話だとは思っていた。
しかし、話を盗み聞いて察するに、それに出くわしていないのは私だけのようであり……。

 彼女達に事情を聞こうか、或いはいっそドッペルゲンガーなんて存在を捜しにいってみようか、悩んだ私は……>>880


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