313:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/08(日) 22:10:05.63 ID:HwsAl1Lt0
村長「確かに、これらの金はこん祭りで手に入れたものぜよ。しかし、こん祭りはわしらぁだけで成し遂げたものではないぞね。
隣町のもんらぁ、市の自治体のもんらぁ、県庁のもんらぁ。高知のみんなぁの協力があったからこそ成し遂げられたものながじゃ」
代々木「確かにそうじゃ」
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2013/09/08(日) 22:26:10.45 ID:HwsAl1Lt0
村長「ただ、わしは思うだけぜよ。みんなぁで作り上げたものから得られたもんは、
みんなぁに還元されるべきじゃちのう」
代々木「村おこしのためではなく、高知を盛り立てるために?」
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2013/09/08(日) 22:51:20.96 ID:HwsAl1Lt0
村長「わしらぁはすでにたくさんのものを得たがじゃ、金銭以外にも。たくさんの人が来てくれたがじゃ、
こんな何も無いような村に、本当にたくさんの人が来てくれたがぜよ」
村長「それに、たくさんの人が親切にしてくれたがじゃ。会った子もない人らぁがこん村の祭りのために、
色んな協力をしてくれたがぜよ」
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2013/09/08(日) 23:01:08.87 ID:HwsAl1Lt0
村長「それだけではないぞね。さっき、斉藤さんが言っとったじゃろ。
県庁がこん音楽祭を毎年の恒例行事にしたいち思っちょる、と」
副村長「おお、そういえばそんな事言っちょったのう」
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2013/09/08(日) 23:19:35.47 ID:HwsAl1Lt0
村長「そうじゃ。今回の事はきっかけにしかすぎないぞね。要はこれからわしらぁがどうしていくかぜよ」
入山「チャンスを生かすも殺すも自分次第っちゅう事ですかえ。」
斉藤「つまり、こん村は一発屋で終わるかどうかの瀬戸際っちゅう事ですな」
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2013/09/08(日) 23:29:49.78 ID:HwsAl1Lt0
代々木「え、そうなん?」
副村長「マジか」
村民A「そもそも社交辞令ってなんぜよ?」
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2013/09/08(日) 23:48:43.58 ID:HwsAl1Lt0
安藤「そういう事ぜよ」
入山「そうぜよ。あれだけのもんらぁが揃う事なんざ奇蹟みたいなもんじゃからのう」
代々木「しかし、そうなると困りましたのう。来年の音楽祭は一体誰を呼んだらえいものか」
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2013/09/08(日) 23:57:03.97 ID:HwsAl1Lt0
下田「ええまあ、考えっちゅうほどのことでもないんですけどね。ただの思い付きと言いますか」
副村長「どんなことですろうか?」
下田「そうですね、次はオール日本人キャストでやってみてはどうでしょうか?」
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2013/09/09(月) 00:25:58.53 ID:G1OppIvK0
代々木「そうなんかえ」
副村長「それほど大きな事だったんかえ」
高砂「ええもうそれはそれは。今や世界中にこのライブの事が報道されてますから」
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2013/09/09(月) 22:09:36.76 ID:G1OppIvK0
下田「そうですね。次の音楽祭はじっくり時間を掛けて準備をしましょう」
村長「そうしましょう」
下田「ではそういう事で、わいらは一度、本社に戻りますわ」
323:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 22:23:55.36 ID:G1OppIvK0
下田「そうですよ。まだまだ小さい会社のわいらに、これほどのビッグイベントを任せてくれたんですから。
本当に感謝しています。このご恩は決して忘れはしないでしょう」
村長「そうですかえ。ほんなら、これからこん村でやる音楽祭は全て、下田さんらぁにお頼みしようかのう」
324:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 22:34:35.16 ID:G1OppIvK0
村長「ほんに色々とありがとうございましたき」
斉藤「まあ、私は言われた仕事をしただけですき。お礼を言われるほどの事ではありませんぞね」
代々木「県庁の皆様方にも、この村のもんらぁ全員感謝しとるち言うちょったちお伝えください」
325:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 22:46:15.94 ID:G1OppIvK0
副村長「どういたがじゃ、藤吉?」
藤吉「あんの舞台の事ぞね。この先1年使う予定はないんじゃろ?
ほんなら、解体した方がえいろうか?」
326:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 23:02:42.33 ID:G1OppIvK0
TAKUYA∞「実はですね、あのステージを使わせてほしいんです」
代々木「あの舞台を?」
副村長「あの、あなたは何者ですろうか?」
327:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 23:12:39.42 ID:G1OppIvK0
入山「あの舞台は来年の今頃まで使う予定はないきにのう。使ってくれるもんがおるんならありがたい事ぜよ」
藤吉「解体作業をしなくて済むからのう」
TAKUYA∞「まさかこんなにすんなり通るとは」
328:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 23:21:40.62 ID:G1OppIvK0
安藤「仕方ないですろう、仕事なんですから」
入山「それにこん村でやる音楽祭は全て下田さんらぁに任せるち言っとったがやないですかえ」
副村長「まあ、そうじゃけんど」
329:以下、新鯖からお送りいたします[sage saga]
2013/09/09(月) 23:48:56.38 ID:G1OppIvK0
それから、戻って来た下田達と共に準備が進められ、UVERworldのライブは成功を収めた。
翌年の秋口、第2回副島村音楽祭が無事開催され、第1回には遠く及ばないまでもまずまずの動員数を記録した。
その後不思議な事に、しばしばミュージシャン達が副島村を訪れるようになり、あのステージでライブが行われるのであった。
330:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 00:17:42.18 ID:L1T6ignZO
乙。なかなかに笑った
331:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/10(火) 01:37:07.50 ID:NfH65ygGo
お疲れさま
おもしろかったよ
332:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 03:03:48.74 ID:xaR/b9mAO
乙
音楽好きには読み応えがあって面白かった。
苗場のフジロックみたいにお客さんと村が深い絆で繋がるような事になって欲しいな。
333:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 06:09:13.45 ID:+pmQQ8iy0
乙です。
面白かったです。
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