40: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 23:27:01.60 ID:sGxN2E0V0
宙を漂う七つの刃は無規則に、無軌道に魔王に襲いかかる。
されど、魔王とてそう簡単にやられる訳ではない。規則性のない刃をすんでの所で交わしながら進退を繰り返している。
魔王「どうした、次で殺すんじゃねぇのか?」
●●●「そういう貴様も攻めあぐねているように見えるが?」
魔王「そう見えんなら節穴だなぁ、てめぇの眼は!」
その直後に、魔王は跳ぶ。右に左に前に後ろに。
●●●「(……魔力の全てを身体能力に回しているのか。なるほど、確かに疾い。だが……)」
刃の全てを剣の形に戻し、背後に構える。
●●●「決して追いつけないスピードじゃあないんだよ」
魔王「…………」
魔王は嘆息する。やはりか、と。心のどこかでうっすらと感じてしまっていた。
だが必死にそれを否定していた。だがやはり、杞憂では終わってくれなかった。
右腕が、吹き飛んだ。
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