過去ログ - ペトラ 「父さん、私、調査兵団に入る!」
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以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/07(土) 23:39:05.78 ID:M5Tgzxpp0
第57回壁外調査当日。
あくまでも試験的な遠征であり、短距離を行って帰ってくるだけ、のはずだった。
エレンに傷一つつけないという制約はあったにしても、
新兵が参加する作戦なら多かれ少なかれいつものことだ。
いつもよりも少ない犠牲で済めば良いと願っていたが、そう甘いものではなかった。
旧市街地を抜け、いくらも進まない内に、早くもあちらこちらから信煙弾があがる。
巨人発見の赤、進路変更の緑、奇行種もしくは緊急を知らせる黒、黒、黒・・・・
左翼次列に奇行種が乱入、
続けて右翼初列が巨人の大群により壊滅的な打撃を受け、索敵の機能を失ったようだ。
間をおかずして右翼次列にも奇行種が侵入、右翼はさらなるダメージで壊滅状態。
最後の奇行種はどうやら私たちのすぐそばまで侵入を許したようだった。
「何てザマだ・・・」
兵長が吐き捨てるように呟く。
当初の目的通りなら、右翼索敵が壊滅した時点で撤退してもおかしくはない。
けれど進路は東を向いたまま、当初の目的である旧市街地への変更もない。
なぜ進路を変えないのだろう。
このままでは、巨大樹の森に突入することになる。
ちら、と仲間を振り返ると、皆同じような表情をしている。
『行って帰るだけが目的なわけじゃないかもしれないな』
誰かの漏らした言葉が脳裏をよぎる。
が、それはとりもなおさずリヴァイ兵長の説明を否定することになる。
だめだ、だめだ。 指揮系統はひとつでなくてはならない。
私は、私たちはリヴァイ兵長を信じる。
巨大樹の森が見えてくる。
エルヴィン団長からの伝達が届いた、「森に進入せよ」と。
無言で馬を駆るリヴァイ兵長に、私たちも無言で従うしかなかった。
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