過去ログ - 仁奈「もう夏が終わりやがります」
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10: ◆62IWBozqOg[saga]
2013/08/29(木) 01:10:33.54 ID:WfbVdJAj0
彼が落としたメモを拾ったと同時に、ポケットから黒電話が鳴る音が流れました
彼は、ポケットからケータイを取り出すと画面を見て一息ついてから電話に出ます
P「はい、もしもし」
??『プロデューサー?そろそろデパート着いたころだと思うけどメモ見てくれた?』
P「ちょうど今見たところだ。ちなみに丁重にお断る」
??『あはは!まーそういうと思ってたよ!』
電話の相手をしているので彼にほっとかれた彼女は「だれでごぜーますか?」と彼の裾を引っ張りながら聞きます
彼は口の動きで「み」「か」と彼女に教えたつもりでしたが彼女には「い」「あ」としか伝わりませんでした
美嘉『もしもーし?』
P「おぉ、すまない。なんだっけ?」
美嘉『もう!水着は冗談だから飲み物買ってきてって話だよ』
P「そうだっけか、てか事務所の近くのコンビニとかでいいだろ」
美嘉『今日は女子寮の前でBBQやるからたくさんほしいの!』
P「…あー、肉とか買えるものも買って持っていくよ。じゃーな」
彼は返事を聞く前に通話を切りました。そして、視線を落としながら語ります
P「今日は俺の誕生日ってーの教えてないからあいつらが知るわけない」
P「でも、今日に限って俺を差し置いてBBQとかへこむなー…」
P「仁奈もそう思うだろ……って、仁奈?」
彼の愚痴を聞いていると思った彼女は彼のそばにおらず、彼は虚空に愚痴を漏らしているだけでした
彼はそんな自分の置かれた状況を理解してため息をついて肩を落としました。が、
P「それよか仁奈が迷子になってるじゃないか!」
すぐさま気を取り直してデパートの中を迷惑にならない程度の速さで駆け始めました
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