過去ログ - 苗木「あの日見た模擬刀の名前をボク達はまだ知らない」
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6: ◆Q0.xh6bENqjP[saga]
2013/08/27(火) 13:41:42.90 ID:ji3xJrOaP

意気込んで部屋に戻る。
中では彼女がボクのラーメンに手をつけていた。


舞園「わっ!! あ、あの、これは違うんですよ! 放っておいたら伸びてしまうと思ったからで、決してそんな意地汚い……」アタフタ

苗木「あのさ、一つ聞いていいかな?」

舞園「はい?」キョトン

苗木「まずキミは舞園さん…………でいいんだよね?」

舞園「えっ、も、もしかして苗木君、私のこと忘れちゃったんですか!? それは……ショックです……」

苗木「い、いや、忘れてなんかないよ!! 忘れたことなんてなかったよ!!」

舞園「……あ、ありがとうございます///」

苗木「っ……///」


しまった、流されてとんでもなく恥ずかしい事を言ってしまった。
って違う違う! 今はそういう事じゃないって!


苗木「えっとさ……どうしてキミは……ここに居るの?」

舞園「……ごめんなさい、よく分からないです」


舞園さんは困ったように微笑む。
なるほど、彼女自身どうしてここに居るのかは分からない……か。

それならそれでもう少し聞く必要がある。


苗木「じゃあ最後にどこに居たかは覚えてる?」

舞園「あはは、忘れたくても忘れられませんよ。だって苗木君の部屋のシャワールームでグサッと刺されちゃったんですから。とっても痛かったです」テヘヘ

苗木「…………」


苗木「え?」


雲一つない青空、セミがうるさい夏の午前中。
クーラーも効いていない、ただじわじわと暑さが体を包むアパートの一室。


今まで止まっていた何かが動き出した。そんな気がした。




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