613: ◆xjSC8AOvWI[sage saga]
2013/10/10(木) 19:11:31.53 ID:N61nouvO0
―巴宅
マミ「生地とクリームが合っていてとても美味しいわ。生地はシュー生地なのね。
飛鳥さんはいつぐらいからお菓子作りを?」
ユウリ「えーと… まあ割と最近かな」
マミ「そうなの。でもお菓子作り、楽しいわよね。
魔女のこととか苦しい気持ちとか… 作ってる間や食べている間は、嫌なことも忘れさせてくれるの」
ユウリ(…確かに、作ってる間はアタシも……)
ユウリ(いや、アタシの目標は復讐で、忘れたいわけない。
マミとの関係はその手段の一つ…)
マミ「…あ、魔女と戦う使命を忘れたいとかそういうことじゃないの。
街のみんなを守る使命はとても大切なことよ」
マミ「でも私たちは命がけで戦ってて…。
飛鳥さんと出会う前は一人で戦ってた。結界で死ねば誰も気づいてくれる人はいない…」
マミ「かっこつけて強がってるけど、それが本当はとても恐かったの」
ユウリ「…」
マミ「今私は一人じゃない。飛鳥さんが一緒に戦ってくれる。
それだけで本当に救われているのよ」
マミ「今なら、もう何も恐くない」
――そんな笑顔で話しかけるな…!
違うんだよ。気づけよ。こんな関係嘘なんだよ…
ユウリ「… そう、か」
マミ「…飛鳥さん?」
ユウリ「ありがとう。じゃあ暗くなってきたしアタシはそろそろ帰ろうかな」
マミ「え、ええ。お気をつけて」
ユウリ「…… またメールする」
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