24:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 23:32:50.21 ID:j8tvI0uXO
今のところヤンデレというよりちょっとキツイ一目惚れぐらいだな
25:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/05(木) 08:15:02.57 ID:P2AK284Ko
乙です
しかし今のところ敵も味方も同情の余地が無く消えて良かったねってのばかりだな
>>24
ここまでの展開だと他の人でもヤンデレっぽさを強調するのは辛そうな気がする
26:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/06(金) 01:21:39.00 ID:LEs8SulT0
乙です
勇者は、(王子への一方的な?)愛があれば百人力どころではないみたいですね〜
27:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2013/09/11(水) 00:40:20.01 ID:29LAOzZko
「随分静かなんだなあ。これならもっと早く攻め込んでもよかったかも」
勇者は独白する。もっと苛烈な戦闘の連続があるかと思ったのだが、時折襲い掛かってくる魔物も閃光一つで沈黙するほどのもの。文字通り指先一つで殲滅されるくらいのもの。
「拍子抜けだなあ。まあ、それでも万全を期する王子君は流石なんだけどねー」
28:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2013/09/11(水) 00:41:07.28 ID:29LAOzZko
「痛い!痛い!いたいいたいいたい!うううううう!あああああ!いたいよう!いたい!いたい!いたい!いたい!ううわああああ!!」
勇者は恥も外聞もなく転げまわる。
「ふん、見苦しいことよ。まあ、余の不徳か。苦しませずに葬るべきだったかの」
29:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2013/09/11(水) 00:42:30.17 ID:29LAOzZko
そして勇者は運命に出会う。
修道院でも孤立する勇者にそんな無遠慮な言葉を放ったのが第二王位継承権を持つ王子であったのは幸いだったのかどうか。
ともかく、腫物を扱うように。空気のように。そして害悪として扱われていた勇者に遠慮なく声をかけたのだ。
「はう?王子君のお世話係は私じゃない、よ……?」
30:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2013/09/11(水) 00:42:58.43 ID:29LAOzZko
「王子君が言ってた……。レベルを上げて物理で殴るのが最強って。うん、王子君はいつも正しい。そして手数こそ正義って……」
うっとりとしながら勇者は独白する。動きを止めた魔王を見てやや狼狽する。
「ああ、いけないいけない。トドメは王子君に貰った伝家の宝剣じゃないとなー。うん、王子君が呉れたこの剣がなかったら魔王には勝てなかったなー、やばかったなー。ほんとこの剣がなかったらやばかったなー」
31:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2013/09/11(水) 00:43:35.56 ID:29LAOzZko
明日完結予定です。
ハッピーエンド。
32:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/11(水) 01:18:20.10 ID:6Yrm1EEV0
圧倒的、かつスピーディーな展開で目が釘付けです。乙
33:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/11(水) 01:41:35.49 ID:tNycqmQDO
乙
34:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2013/09/11(水) 23:27:05.33 ID:ZqThoZyxo
魔王は斃れた。その報はたちまちに世界を駆け巡った。その何よりの証左。毎夜昇る朱い月。それが清浄なる輝きを取り戻し、魔物たちも急速にその活動を収束させている。そう。人類は勇者の手によって救われたのである。
「魔王という脅威が排除された。それはよろしい。ですが果たしてそれにより我が王国は安寧となるのでしょうか?いや、それはない!なぜならば、あの勇者という存在は極めて。き、わ、め、て危険な存在であるからです!」
唾を散らし、顔を真っ赤にしながら主張する騎士団長。普段は温厚にして誇り高く騎士団を直卒する彼の剣幕に王国の家臣団は困惑する。しかし彼ほどの人物がそう語るのであればそうなのであろう。何より、彼の後ろ盾である王弟が無言の圧力を。
41Res/38.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。