過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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8:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/08/29(木) 21:34:23.93 ID:yhP7bTUq0

舞園「……目覚めたら、全てを思い出してしまって」

舞園「私の、みんなの思いはすべて無意味で」

舞園「あとは……殺すしかなかった」

舞園「正義感とか、そういうのじゃない」

舞園「私の心にあるのは、<絶望>だけで、その根源の黒幕を」

舞園「江ノ島さんを殺すしか、なかった」

セレス「…………」

舞園「セレスさん」

セレス「はい」

舞園「……セレスさんから見て、私はもう……終わってますか?」

セレス「…………」

セレス「……霧切さんはそうおっしゃっていましたわね」

セレス「苗木くん辺りは、生きているのだから終わっていないというのでしょうが」

セレス「どちらでしょうね。わたくしには、判断がつきかねます」

舞園「…………」

舞園「……霧切さんにも、悪いこと、しちゃったな……」

舞園「責任、すごく感じてると思います」

セレス「霧切さんが探偵というならば、ある程度は仕方ないのかもしれません」

セレス「探偵というのは、いつだって、事件が起きてから活躍するもの」

セレス「これから起きるかもしれない事件を予防するのは、非常に難しいことですわ」

舞園「…………」

セレス「苗木くんのこと、どうするつもりですか?」

舞園「……どうもこうも、私は『卒業』を選ばないだけです」

セレス「それが正しいと、思うのですか?」

舞園「……セレスさんは、卒業したいんですか?」

セレス「勿論。そういう意味では、敵同士なのでしょうね」

舞園「……そうですか」

舞園「私は、負けるつもりはありませんよ」

セレス「でしょうね。ですが」

セレス「今だけは、忘れていいんじゃないかと」

セレス「今は、本音の時間で」

セレス「敵味方関係なく……友人としての時間を過ごしたく思います」

舞園「…………」

舞園「正しいかどうかなんて、わからないです」

舞園「でも……死んでいったみんなとも約束したから」

舞園「必ず生きるって。絶対に、生ききるって。<絶望>に負けないって」

舞園「みんなは覚えてなくても、私の胸には、その約束だけがある」

舞園「その約束を、守るしか……ないんです」

舞園「だって、今の私には、それしかないから」

セレス「…………」


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