過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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108: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/09/19(木) 22:37:13.05 ID:Hdmex1rVo

「あらぁ、第一位さんじゃなぁい☆」

ある日、一人で街を歩いていたところを妙に舌っ足らずな声に呼び止められた。

「……第五位か、オマエこンなとこで何してンの?」

学舎の園からは結構離れた、繁華街などでもない極普通の街中である。常盤台のお嬢様が一人でいるのはいっそ違和感を通り越して異常にすら感じられた。

「あらぁ、そんな顔しないでほしいわぁ。私、あの二人に巻き込まれただけだもの。」

彼女は勿体ぶった仕草で視線を横にずらした。そこにはチェーン店などではない落ち着いた雰囲気のカフェがあって、テラスで第三位と第四位が睨み合っていた。

「うげェ、」

「第一位さん、品がないわよぉ。気持ちは分かるけど。」

この状況に対して、「うげェ」以外の反応を返す方が難しい。第三位と第四位といえば犬猿の仲というか、それどころではない間柄である。そんなもの同士が睨み合っているところに巻き込まれて堪るか、というのが大方の意見だった―大方というのは、上条とか、浜面とか、絹旗とかだ。



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