過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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722: ◆owZqfINQN1ia[sage]
2015/04/27(月) 00:13:01.94 ID:cPjXCoFQo
トリ合ってますかね?
ご無沙汰してすみません、>>1です。多分ゴールデンウィーク終わり頃に続き投下できると思うので、保守がてらご報告まで。長々お待たせしてしまって済みません。


723:名無しNIPPER[sage]
2015/04/27(月) 00:31:04.55 ID:5fsLxwPCO
待ってる


724:名無しNIPPER[sage]
2015/04/27(月) 07:23:31.05 ID:+XoTDZIiO
よかったー
待ってるよ


725:名無しNIPPER[sage]
2015/05/26(火) 01:09:47.89 ID:kFxrLD5f0
そわそわ


726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2015/06/01(月) 20:34:55.28 ID:oyirldBt0
まだかなーお待ち申し上げておりまする


727: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:27:54.14 ID:g5enToSmo
こんばんは、>>1です。済みません、投稿が遅くなってしまいました。てっきりGW中に投下したつもりでいたのですが、手元のメモ帳に全部データ残ってたよというお恥ずかしい話です…orz
今回の投下分は黒子のトラウマ克服完結編です。非常に観念的で曖昧なお話で申し訳ないのですが、よろしくお願いします。


728: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:30:12.47 ID:g5enToSmo

「こんなところに一人では危ないですよ?この公園はそうでもないですが、少し行くと治安が悪い地域が広がっていますし。」

「うん、知ってるの。だからミサカはお迎えを待ってる、ってミサカはミサカは現状を把握していることを告げてみる。」

以下略



729: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:31:49.07 ID:g5enToSmo

風紀委員第一七七支部の扉を開くと、中では白井黒子が液晶の画面と向き合っていた。その液晶画面にはつい先程起きたスキルアウト同士の小競り合いが無事解決したことを示すウィンドウが表示されているが、入口の辺りに立っている初春と打ち止めには肉眼で確認できるほどのものではなかった。黄泉川が巻き込まれたのはそのトラブルだろうか ― 打ち止めは彼女らに怪しまれないように極々さり気なく能力を使用してその端末に示された情報を読み込んだが、彼女が危惧するような事態は何も起きていないようだ。読み込んだデータは学園都市在住の妹達から届く情報とも矛盾しないし、今日この学園都市を騒がせた事件は超電磁砲のクローンたちや彼女らと縁ある超能力者、不思議な無能力者、海外からの尊いお客人、いずれにも影響しないようなよくある些細なものだったのだろう ― そう結論づけて打ち止めは一旦姉妹たちとの通信を中断した。黄泉川が首を突っ込んだのもその事件なのであれば、多少の後始末は残っているかもしれないが、直に打ち止めを迎えに来てくれるだろう。

「初春?今日は非番じゃありませんの?」

以下略



730: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:33:53.08 ID:g5enToSmo

御坂美琴のクローンと思われる少女と自分の友人が連れ立っている様子を見て白井は一瞬ぎょっとしたが、初春は特段大きな問題事に巻き込まれている様子ではない。それどころか打ち止めと名乗る少女が何者なのか気付いていない様子で、もちろん風紀委員に属するとはいえ一介の中学生が学園都市の重要機密に属する彼女の存在を知っているはずがないのだが、それでも知人とよく似た少女を見ても何の疑問も抱いていない様子だった。純粋に一人でふらふら歩いている子供を見かけて不安に思って保護しただけなのだろう、と白井は判断して、一度こほん、と咳払いをしてから口を開いた。

「そういうことなら構いませんけれど、もう保護者の方には連絡ついてますの?」

以下略



731: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:35:03.18 ID:g5enToSmo

「あくまでご本人が書ける範囲のことを書いていただければ構いませんから、書きたくないことは書かなくても問題ありませんの。それに保護者の方がお迎えにいらっしゃったらその時点でシュレッダーにかけますわ。」

白井が用意したのは風紀委員で保護している間に怪我などのトラブルがあった場合に使うだけの書類である。個人情報保護の問題もあり、単なる学生組織である風紀委員がこの情報を長期保管するようなことはない。打ち止めが危惧するような問題はないだろうと説明すると、安心したかのように彼女は「ラストオーダー」という呼称を一番左上の氏名欄に記載した。少女はその用紙を両手で名刺を渡すかのように持って白井に差し出した。

以下略



732: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:37:27.01 ID:g5enToSmo

「ミサカたちはそういう、全くミサカたちのことを知りもしない人が結果的にミサカたちの生活に影響を及ぼす、そういう事象を徹底的に排除されてきたから、あなたは特別な人なの、ってミサカはミサカは説明してみる。」

「情けは人の為ならず?って言うのかな。あの人に教えてもらったの、誰かにした親切は廻り回って自分の元に返ってくる、って。」

以下略



733: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:46:45.16 ID:2Cc/Ortxo



「人間なンてそンなもンだ」

以下略



734: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:49:27.14 ID:2Cc/Ortxo

「面倒くせェから発熱一本に絞って考えてみるか。お前が電撃を放って、熱が発生したとして、その熱はどこへ行く?」

「お前が軽く、触れても火傷しない程度の電撃を放ったとする。それを9971人のお前ら全員がやったとする。一個一個は大したこたァねェが、10000万人近いとなりゃ結構な発熱だな。」

以下略



735: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:50:58.24 ID:2Cc/Ortxo

「お前が誰かの為を思ってしたことが、実は全然関係のない誰かも纏めて助けるかもしれない。逆に嫌がらせのつもりでしたことだって、結果はどうなるか分かんねェンだ。」

「嫌がらせでも?」

以下略



736: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:55:20.24 ID:2Cc/Ortxo



「ミサカたちは、ミサカたちの信じるものを信じ続ける。それは未だお姉様やあの人やカミジョウ、ヨミカワなんかの受け売りでしかないかもしれないけれど、でもいつかそれらが本当に一人一人のミサカたちを作るんだ、ってミサカはミサカは信じてる。」

以下略



737: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 21:58:41.23 ID:2Cc/Ortxo



「随分な心境の変化だね。」

以下略



738: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2015/06/15(月) 22:03:36.84 ID:2Cc/Ortxo



今日はここまで。努力や苦労をしてこなかったわけではないけれど、どこかで幸運に守られてきた黒子が努力では如何ともし難い苦難とどう向き合っていくのか、という一幕。元の黒子と新しい黒子に大きな違いはなくって、変わらずいっそ尊大なほどに自分に自信を持っているのだけど、その過程には大きな違いがある、という。

以下略



739:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 22:05:51.32 ID:5AD9usAkO
乙です


740:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 04:05:22.27 ID:HWzIdxzRO
おっつー


741:名無しNIPPER
2015/06/19(金) 21:01:07.76 ID:r2mVyDOqO
このスレに注目
P『アイドルと入れ替わる人生』part11【安価】
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742:名無しNIPPER[sage]
2015/07/13(月) 23:58:53.17 ID:o2rgbahDO
最近読み始めて、ようやくここまできました

続き待ってます


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