過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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149: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/10/05(土) 16:33:25.04 ID:QkN6CYp+o

「大丈夫ですよ、もう演算補助は止まりました、とミサカ17600号は第七位を安心させます。」

待つまでもなく、気が付いたときには真後ろに常盤台の制服を着た少女が立っていた。常ならば寝ていたってこの距離に人が近付けば気付くのだけれど、少女の一大事にそれどころではなかったらしい。

「呼吸、脈もある。何が起きてるか分かるか?」

少年は17600号に訊ねた。反射の解けた彼女に触れて状態を確認したところ、苦しそうにしているが、人工呼吸だとか心肺蘇生を必要とする状況ではないことが分かった。となると脳神経系だろうか?―原因によっては素人が病院に運ぼうとするのはむしろ危険となる場合もあるから、この判断は非常に重要な分かれ道となる可能性もあるのだ。

「いえ、何が原因かは分かりません、とミサカは一方通行の体を確認しながら答えます。」

どうもその能力で体の状態を調べているらしい17600号は答えた。まさかCTスキャンや超音波検査のような精密な情報までは得られないだろうが、発電系能力を応用すれば大雑把な体調の把握ぐらいはできるということなのだろう。



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