過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2014/02/02(日) 12:24:44.34 ID:rMwp2u+So
「間違えないように助けてあげるのも、もとはるの仕事ではないの。」
俯いたまま訊ねた彼女の頭を、大きな掌が軽く撫ぜた。それは酷く優しい仕草であったけれど、救いを示してくれるものではなかった。
「いーや、それは違う。あの女が、俺の言うこと聞くと思うか。」
「俺のアドバイスなんか、耳に届きもしないさ。あいつは自分がしたいようにしたその末にしか、戻ってこない。」
「私は未だ、出番ではないんだね。」
インデックスの、禁書目録の知識が必要なのであれば、既に彼はそれらしい誘導を示してくれている頃合いだ。そうでないということは、未だ自分は舞台に上がるべきタイミングではないということなのだろう。
一方で、彼がこれだけの情報を開示したというからには、確実に自分の役どころは在る。そのタイミングは、彼が示すのか、それとも別の存在から示されるのか、それすらも彼女には分からなかったけれど。
「慌てるほどのもんでもない。明日か、明後日には全部、片付いている筈だ。」
それ以上の長期戦が許されないことを、彼と、一方通行本人だけが知っていた―彼女の体が、それ以上は保たないことを。
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