過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2014/07/20(日) 21:08:00.90 ID:DlgqU564o
「さっきの空の変なのと戦ってたのも、あくせられーただったよ。」
「アンタ体晶使わなくても分かるの?私は遠くて何も見えなかったわよ。」
「あくせられーたのAIMは強くって、不思議な雰囲気だから何となく。」
滝壺の言う「空の変なの」とは「神の力」あるいは「ベツレヘムの星」のことであるが、魔術的な知識を持たない彼らは知る由もなかった。ただ、あれが危険な存在であり、自分たちでは何ら対処ができなかったであろうことは理解していた。
つまり、もし滝壺の言う通り「空の変なの」と戦っていたのが一方通行であるならば、彼らは再び彼女に助けられたことになる。事と次第によってはロシアの国土とともに彼らは吹き飛んでいたかもしれないのだ。
つまり浜面仕上はエリザリーナ独立国同盟への入国の経緯も含めて、一方通行に借りを作ってばかりであるということらしい。理屈では彼女に学園都市に帰るための方法を提供するくらいは当然のことなのだろうと思うのだが、浜面の感情はそれを否定する。
「滝壺、ひとつ確認していいか?」
滝壺は無言で浜面を見詰め返した。浜面はそれを肯定だと受け取った。
「個室サロンで、一方通行はお前に何か危害を加えようとしたか?」
滝壺は無言で首を振った。いっそ悲しげにすら見える表情だった。
「あくせられーたはテロリストを制圧しただけだよ。私に近付いてきてたのは、具合が悪くて倒れていた私を怪我した人質か何かだと思ったんだと思う。」
浜面はあのとき一方通行が滝壺に危害を加えようとしていると勘違いし、一方的に攻撃をした。その結果、一方的に嬲られることとなったのだが。
恐らくあの場に一方通行が登場するよりも早く浜面が辿り着いたところで、彼はテロリストを無力化することはできなかっただろう。むしろ浜面が死んでいた可能性の方が高い。
確かに滝壺理后そして浜面仕上は、幾度となく一方通行に救われていた。
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