過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2014/07/20(日) 21:12:26.55 ID:DlgqU564o
「アイツ、海に落ちたの…?」
学園都市第三位、超電磁砲こと御坂美琴は途方に暮れていた。上条当麻はあの訳の分からない浮遊要塞とともに北極海に沈んだらしい。
妹達とともに乗り込んでいたVTOL機では彼を見つけ出すことができなかった。そもそもこういった機体に搭載されているレーダーは人を見付けることを想定して設計されていないだろう、彼を発見できない理由がレーダーの性能の問題なのか、海に落ちてしまった故なのかも判別ができない。しかし、超能力を無効化する右手を持つ少年相手では彼女の能力を応用したレーダーも使えない。
自分一人では対処しきれないと判断し、御坂は協力者を探すことにした。とは言っても、ここは敵地ロシア。闇雲に探したところで学園都市の人間に協力してくれる人間はそうそう見つからないだろうと考え、彼女は10777号に話を振った。
「アンタの仲間、この近辺にいない?アイツをどうにかして見付けなきゃ。」
「いることにはいますが…。」
10777号は彼女たちにしては珍しいことに、言葉を躊躇うような仕草を見せた。御坂がその様子に首を傾げると、おずおずと言い難いであろうことを口にする。
「この近くに妹達が二人います。但し、お姉様が嫌っているであろう人物も一緒です、とミサカは注意事項を告げます。」
「?私が嫌ってる人間?つまりソイツは私とアンタたち共通の知人ってこと?」
御坂には10777号の言う『お姉様が嫌っているであろう人物』が誰なのか瞬時には分からなかった。「妹達と行動を共にし、かつ自分も知っている人物」が思い当たらなかったのだ。そもそも学園都市の最高機密である彼女たちは、世界中の研究所に預けられることになった今でも存在を知る者が酷く少ない。
況してや世界各地に散らばっている妹達の交友関係など、御坂には知る由もない。しかしながら自分も知っている人物となると、学園都市内の人間だろう。それこそ今行方知れずとなっている上条当麻か―
そこまで考えて、彼女はもう一人、確かに妹達と自分の両方が見知っており、かつ自分が嫌っている人物に思い当たった。
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