過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」
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469:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/03(木) 02:15:15.41 ID:dTTh3hsN0
舞園「…桑田君。怒らせるようなことをいってしまってすいませんでした」

桑田「……」

舞園「……とにかく、私が言いたいのは、間違った思いやりは相手を追い詰めてしまうからやめてくださいということだけです」

舞園「自分の思いを押し付けないでください。彼のしたことを、してしまったことを認めてあげてください」

舞園「あなたがいくら否定しようとも、大和田君が不二咲さんを殺そうとした事実は変わりません。あなたを傷つけた件もそうです」

舞園「だからまずは、認めてあげてください。受け止めてください。…彼を救いたいと思うなら」

舞園「…傷つけた、裏切ってしまったと後悔している相手に守られ慰められることは彼の自尊心と良心を嬲るでしょう」

舞園「あなたたちをさらに大和田君は傷つけてしまうかもしれません。…そんなときは、自分の気持ちに正直になって、正面からぶつかってください」

舞園「間違っても、『この人は傷ついているんだ』とか、『守ってあげなきゃ』なんて思わないでくださいね。大和田君はきっとそんな思いやりは求めていないと思います」

舞園「私が経験から言えることはこれだけです。あくまでこれは私の経験を元にした提案ですから、うまくいくかどうかは保証できないけど」

舞園「…助けてあげて、くださいね。間違っても…私みたいな辛い思いをさせてあげないでください。彼は…私と違いますから。助けてあげてください」

舞園「私みたいに…私達みたいに…間違えたりしないでくださいね」

石丸「…ああ」

舞園「言いたかったのは、それだけです。長居してしまってすいませんでした」

石丸「…氷を持ってきてくれてありがとう。助かったぞ!」

舞園「……」

石丸「桑田君」

桑田「んだよ」

石丸「外に出てもいいだろうか。不二咲君にやはり会いたい」

桑田「…オレも行く」

舞園「私も外に出ます」


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