860: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/01(日) 02:31:16.63 ID:QMTkWK340
私はその時理解した。
計画は失敗なんてしていなかった。私は確かに殺していたのだ。
夢と未来と自分を信じていた私自身をきっと私は殺してしまった。
ここにあるのは穢い絞りカスだけ…
桑田君の怒りに自分のしたことと罪を思い知らされ、私は泣いた。
そこには贖罪の気持ちなんてまるで無くて、歪んだ自己愛だけがあった。
霧切「…話を、聞かせてもらおうかしら」
凛とした声が聞こえた。
身体中が総毛立った。本能で彼女を敵だと理解した。
何故かは分からないけど、すべてを暴かれる確信があった。
恐る恐る目をやれば、彼女はテキパキと状況を調べていた。
裁かれる恐怖が、恨みが私を満たしていた。
1002Res/603.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。