861: ◆Nv7JqrEoRxto
2013/12/01(日) 02:32:15.96 ID:QMTkWK340
霧切「なにかしら、舞園さん」
彼女の真っ直ぐな視線に撃ち抜かれ、私は敗北した。
正義を背負い、真実を導こうとしている霧切さんは美しかった。
背筋は真っ直ぐで、目は澄んでいて、声は通り自信に溢れていた。
彼女の目に映る私は無様に暴かれる恐怖に身を曲げ、自信なさげに震え目は淀んでいた。
唯一の武器であった「女」すらも私は打ちのめされた果てに失った。
同情が疑惑に変わった。そして確信へ。
トドメを刺された。終わった。
私はむしろ楽になって、真実を吐いた。
舞園「苗木君…ごめんなさい…私が桑田君を襲ったんです…」
苗木「そんな…」
終わった。
さあ私の恋心も終わらせよう。
せめて、潔く。
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