過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」
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912: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:48:29.65 ID:do1F3rvA0
舞園「苗木君、はやく、はやく霧切さんのところへ行ってください。はやく行ってくれなければ私は…私はまた間違ってしまう」

舞園「また、苗木君を捕えてしまいます!」

苗木「ボクはそれで構わない!ボクは君の力になりたいし、君のことが大切なんだ!ボクの気持ちは間違ってなんかない!本当の気持ちだ!」

舞園「確かにその優しさは苗木君の本当の気持ちなのかもしれません。…でも、」

舞園「でも全てがすれ違っているんですよ!私はその違いを許容できません!苗木君は、あなたは!全てを忘れてしまっている!」

舞園「私は嫌です!こんな今は望んだ未来ではありません!こんなズルみたいなことをして苗木君を手にいれたって、私は納得できません!嫌です!」

舞園「あなたのその「好き」は本当に恋ですか?!愛ですか!」

苗木「っ…」

舞園「言い切れますか!何の後悔も、憐れみも無いと言い切れますか!そうでなければ意味がないんですよ!」

舞園「後悔や憐れみなんて…私は欲しくないです…」

苗木「……」

舞園「苗木君…あなたの今出している答えは私たちの苦しみを、過去を踏みにじるものです」

苗木「…ごめん。わからないんだ…」

舞園「…わかっています。だからこそ言います」

舞園「私たちの苦しみを、出した答えを忘れてしまったまま、私を選ぶなんてそんなことしてはいけないんです…きっといつか心の底から後悔してしまう日が来ます」

舞園「私はそんなの嫌です。私を選んだことを後悔されるなんて…そんなのきっと死んでしまいます」

舞園「だから嫌です…嫌なんです…」

苗木「…舞園さん、ごめん。ボクが間違ってた。こんなタイミングでいうことじゃ無かったよ」

舞園「……」

苗木「…舞園さんの言うとおり、ボクはあっちに加勢して来る。だから舞園さんも安全な場所に避難してよ」

舞園「…はい。ごめんなさい。取り乱してしまって…」

セレス「…あちらに動きがありますわよ」

苗木「えっ?!」


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