902: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:38:16.03 ID:do1F3rvA0
 舞園『…言ってください。はやく、終わらせてください』 
  
 苗木『…ごめん』 
  
 舞園『……』 
903: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:39:13.57 ID:do1F3rvA0
 舞園『だから苗木君も…思いを伝えて来てください。私との、約束ですよ』 
  
 苗木『うん…わかったよ』 
  
 舞園『今行ってください』 
904: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:40:09.06 ID:do1F3rvA0
 舞園『……』 
  
 舞園『……』 
  
 舞園『…行きましたね』 
905: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:41:01.11 ID:do1F3rvA0
 苗木『おはよう!』ガラッ 
  
  
 パァン! 
  
906: ◆Nv7JqrEoRxto[sage]
2013/12/09(月) 01:41:44.52 ID:do1F3rvA0
 苗木『と、ところで誰がこんなに人を呼んだの?ボクたち誰にも言ってな…あ』 
  
 舞園『……』ニコニコ 
  
 苗木『舞園さん…』 
907: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:42:22.47 ID:do1F3rvA0
  
  
 苗木『舞園さん』 
  
 舞園『…驚かせてしまいましたね』 
908: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:44:02.05 ID:do1F3rvA0
  
  
 私の当面の問題は、この嫉妬深い心だった。この心が、苗木君と霧切さんを傷つけるかもしれないと思うと、気が気でなかった。 
 そこで私はみんなの力を借りることにした。 
 みんなと一緒なら私はきっと間違いを起こさない。 
909: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:45:09.46 ID:do1F3rvA0
  
  
  
 「……さん!舞園さん!」 
  
910: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:46:08.55 ID:do1F3rvA0
  
  
 ここで黙って苗木君に縋りつけば苗木君はきっと私の物になる。 
 今度こそ、霧切さんに勝てる。 
 幸せな恋人同士にだってなれるし、家族にだってなれる。 
911:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/09(月) 01:47:13.81 ID:do1F3rvA0
 舞園「…きっと二人とも、後悔していたんですね」 
  
 苗木「えっ?」 
  
 舞園「苗木君も霧切さんも…優しい人だから…だから結ばれたことに、私を一人にしてしまったことに罪悪感を感じていたんですね…」 
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