過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」
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960: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/19(木) 00:36:55.30 ID:nUGALjYx0
男子トイレ

石丸「むむむむむ…」

石丸「不安だ…実に不安だ」

石丸「僕一人で不二咲君を守れるだろうか…いや!弱気になどなった時点で負けだ!気合を入れるのだ!」

石丸「うおおおおおおっ!」

石丸「……」

石丸「…みんなは大丈夫だろうか」

石丸「…んん?」

コツ…コツ

石丸(足音…?)

石丸「桑田君…?」

コツコツ

石丸「兄弟か…?」


返事が無い。
不二咲君の打つキーボードの音が遠くなって行く。
意識はただ、闇の中から近づいて来る足音へと向けていた。

この足音は桑田君でも兄弟のものでもない。ヒールで床を打つような音だ。
霧切君だろうか?セレス君だろうか。そんな無意味な問いを頭の中で繰り返す。
…わかっている。この足音はその二人でも、仲間のものでは無い。


こつこつ、こつこつと近づいて来る足音はやがて止まった。
ーそこに、居る。



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