973: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/19(木) 00:54:03.41 ID:nUGALjYx0
江ノ島君たちが縛られていた。
…ああ本当の名前が分からないので二人をなんと呼べばいいのかわからない。
大和田「あっちの偽もんは戦刃むくろだとよ」
では戦刃君と呼ぼう。もうひとりは江ノ島君と呼ぶことにしよう。
戦刃君は力を使い果たしたのか疲労困憊といったようだった。服の中をセレス君が調べているのを見て慌てて顔を逸らす。
セレス「…これは、エアガンですわね。それに隠しナイフ…スタンガン…よくもまあこんなに」
山田「てっきり銃かなんかを持ってるかと思いましたが…ありませんな」
セレス「…エアガンはともかく、どれも倉庫にありそうなものばかりですわ。さして特別なものは与えられていないようですわね」
戦刃「……」
戦刃君は自分を調べているセレス君を歯牙にもかけず、江ノ島君の方を気にしているようだった。
江ノ島君が戦刃君に顔を向けるたびに戦刃君は笑顔になっている。
捕らえられているという状況に不釣合いな程に二人は落ち着いていた。
江ノ島君は自室にいるかのようにリラックスをし、くつろいでいるようにも見える。
辺りを改めて見回して、僕は人が足りないことに気がついた。
石丸「桑田君はどこかね?それに苗木君や霧切君、舞園君がいないようだが」
大和田「全員あっちにいるんじゃねえか?」
朝日奈「そうなんじゃない?」
石丸「…みんな寄宿舎の方なのか。それではこの二人を捕まえたことも知らないな」
大和田「そうだな」
石丸「それでは呼びに行こう。桑田君たちも安心するだろう」
大和田「立って大丈夫か?怪我酷くなってんぞ」
石丸「平気だ!さあ、僕たちが勝ったということを彼らに知らせに行こう!」
大神「ここは我らに任せろ」
朝日奈「いってらっしゃい!」
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