24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 08:00:19.29 ID:InD/KiKc0
「ごめんなさい。じゃあ……仕事、行きましょうか」
「……はい」
彼と軽口を叩いて、意気揚々と撮影に戻る。アイドルとしての私に戻る為に。
ふと、あの夫婦の会話を思い出す。
私も、あの人達と同じように自然な冗談を言えていたのだろうか。
彼もこの軽口を、楽しんでくれていたのだろうか。
自分の料理で……あの人達のように誰かをもっと幸せにできるのだろうか。
そうだったら、良い。
私はそんな事を願いながら、また一歩踏み出していた。
食べる、と言う事は……自分を変える、踏み込んだ一歩なのかも知れない。
私はまだ変われる。最初の一歩を踏み出させてくれた……彼と、一緒に。
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