過去ログ - やはり比企谷八幡は雪ノ下陽乃には勝てそうにない。
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以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:57:13.25 ID:kLpbS3hZ0
「比企谷君。」
唐突に雪ノ下に呼ばれる。
「ん、なんだ?」
「最近、よく唇を触っているように見えるのだけれど・・・何かあったのかしら。病気?」
危ない。自分でも気付かないうちについ唇を触っていたようだった。
忘れようと意識する余り、余計に記憶が濃くなっていく。
人間が怖い夢や黒歴史をすぐに忘れることができないのはこういうことだろう。
「病気じゃねーよ。俺は至って健康だ。」
「そう。では最近どうしてそんなに唇ばかり触っているのかしら?」
「別に大した意味はねーよ。ちょっと唇が乾燥してるだけだ。」
「へー、ヒッキーでも乾燥するんだ。」
さっきまで携帯と格闘していた由比ヶ浜が話に入ってきた。
「当たり前だろ。乾燥しない人間なんて普通いない。」
「比企谷君が普通の人間・・・?」
雪ノ下が首を傾げ、いつものちょっと良い笑顔でそう言う。
「おい、そこに疑問を持つのかよ。」
「まあ、ヒッキーは普通じゃないよねー。」
由比ヶ浜が笑いながらそう言う。
「普通じゃないってお前・・・そもそも普通ってなんだよ・・・。」
そもそも普通という言葉の意味や基準がよくわからない。
普通という言葉ほど意味をよくわかっていなかったり、明確な基準がない状態で使われている言葉は他にないのではないだろうか。
「辞書的な意味では、特に変わっていないこと、ありふれたものであること、それがあたりまえであることだったと思うわ。」
「また出たなユキペディアさん・・・。」
「相変わらずその呼び名は少し嫌ね・・・。」
雪ノ下は少しため息をつく。
「じゃあなんて呼べば良いんだよ。雪乃って呼べば良いのか?」
「ヒッキー!?」
なぜか由比ヶ浜が驚いていた。
なんでこいつが驚くのかまったくわからない。
今は雪ノ下と話していたのだが・・・。
「い、今まで通りで良いのよ・・・。と、とりあえず、リップクリームでも塗っておきなさい。」
そう言った雪ノ下の顔は少し赤くなっていたような気がした。
「へいへい。忘れなかったら買って帰るわ。」
そしてその日、俺はリップクリームを買わないで帰宅した。
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