過去ログ - 京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」
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9: ◆zkhBdYvVqI[saga]
2013/09/02(月) 19:29:26.69 ID:7LZi9ZuAO
――

「京ちゃん!なんでこんな事したの!いくら悩んでるからって自殺なんて……」

鼻血を止め、部室に戻った京太郎は涙目の咲に詰問されていた。

とはいえ京太郎からすれば咲の考えは見当違い以外の何物でもないわけで。

「だから落ち着けっての」

「あうっ!?」

これくらいは許されるだろうと京太郎は咲の頭に軽くチョップを落とす。

自分のために泣いてくれる事に関しては思うところがないわけではないが、勘違いされたままではまともに話も出来ない。

「いいか咲よく聞け、まず俺は……」

だが咲が頭を抱えた隙に事情を説明しようとした京太郎の言葉は……大きな音を立てて開けられたドアに遮られた。

「今日も楽しく麻雀だじぇ!」

「もうゆーきったら……」

「おーう、咲と京太郎はもう来とったんか……って京太郎、あんたなんじゃその服についた血は!?」

「鼻にティッシュ詰めてるけど……なに、どうしたの?」

ゾロゾロと入ってくる部のメンバーに京太郎は服を何とかしないとまた勘違いされるんじゃないかと悟ったが時すでに遅し。

目ざとく京太郎の異変に気付いたまこと久の問いに京太郎がどう説明したものかと少し考えたその隙に

「あっ、みんな!ちょっと聞いてくださいよ、京ちゃんが……」

「ちょっ!?」

勘違いしたままの咲が勘違いしたままの話をみんなにしてしまったのだった……



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